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概要

shimotsukebook

私達の活動には高校生達も参加をします。会発足時より127名の高校生が現地に行き、私達と共に世界の貧困の現実を見てきました。彼等は出発までに各支部で5回以上の研修を受け、現地では診療補助や準備、片付け、物資配付など様々な活動を行います。高校生達は運命的に出会った「仲間」と共に、毎年現地で思い思いの彼等だけの「企画」を実行します。事前にそれぞれが連絡を取り合い、平和の象徴である千羽鶴をプレゼントするものや、ノート、鉛筆を寄付しようとするものもいます。その中で、ある年から参加高校生全員で「歌のプレゼントをしよう」という事になりました。2月10日。今年の最後の活動場所はカビテ市にある「サマラ・マルケス」という集落です。この地区には大人3000人、子供5000人が生活をし、主に漁師を生業としていますが、3年前から高速道路の拡張のため、湾の埋め立てが始まり、魚が捕れなくなってしまいました。1日の平均収入は200?300ペソ(日本円で400円?600円)程で、その他、半年契約の工場などの仕事は1日平均285ペソといわれています。住人達は歯科治療など受けたこともなく、痛みが出れば限界まで我慢をし、最後は誰かに抜いてもらうだけです。私はリーダーに「今、ここで何が1番必要か。」という質問をしました。すると、彼は少し考えながら、「教育です。」と答えました。生きるために必要な知識、貧困から抜け出す術を知らない子供達に明日に繋がる「夢」を抱くことはできません。日本の子供達が様々な将来ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア関口敬人?21その滴が1つ、また1つと集まり…「We are the world」?「We are the world」?44